二重整形(埋没法)
二重にはなります。ただし糸はゆるみ、4年で1〜2割が再手術。抜糸しても二重が消える人と残る人がいます。
糸でまぶたを留めて二重の線を作ります。効果はすぐ出ますが、糸がゆるんで線が薄くなる・消えることがあり、4年で1〜2割が再手術になっています。
① 国内で承認されている使い方
医師が行う医行為で、使用される縫合糸は医療機器として承認されたものが一般的です。美容目的のため保険は使えません。
② 臨床試験で確かめられていること
二重の線ができること自体は、施術直後から確認できます。効果の「有無」ではなく「持続」が論点です。
取れやすさは固定方法・年齢・まぶたの厚さで変わります。1,000例の研究では連続法のほうが2点法より再手術が少なく、788例の研究では高年齢のほうが取れやすい結果でした。
糸が取れたあと、二重が残る人と消える人がいます。抜糸だけを受けた人の25%で二重が消えたという報告があります。
糸の合併症(引きつれ・角膜刺激・肉芽腫・糸の露出)が起きた場合、糸を完全に取り除けないことがあります(17.2%)。
- 誰に
- 糸関連の合併症で受診した日本人116人(210眼瞼)。後ろ向き研究
- 何を
- 埋没法の糸の除去手術(小切開・全切開)
- 何と比べて
- 対照群なし
- どうなった
- 糸の完全除去に失敗 17.2%(20人)。抜糸のみを受けた12人のうち3人(25%)で追跡中に二重が消失。著者は全切開法のほうが小切開より確実と結論
- 誰に
- 埋没法を受けた1,000例の4年後ろ向きコホート
- 何を
- 連続埋没法 と 2点埋没法
- 何と比べて
- 方法同士の比較
- どうなった
- 再手術率 連続法13.4% / 2点法26.2%。再手術理由の81.87%が糸のゆるみ。※原著の直接確認は済んでいません
この数値はレビュー論文を通じて確認したものです。原著論文そのものの確認は済んでいません。
- 誰に
- 連続埋没法を受けた788例。若年群と高年齢群に分けた後ろ向きコホート
- 何を
- 連続埋没法
- 何と比べて
- 年齢群同士の比較
- どうなった
- 12か月以内の再手術または抜糸: 若年群7.0% / 高年齢群16.3%。※原著の直接確認は済んでいません
この数値はレビュー論文を通じて確認したものです。原著論文そのものの確認は済んでいません。
※ 別々の試験の数値を並べています。試験ごとに対象者・期間・条件が異なるため、本来、数値同士を直接比べることはできません。それを承知のうえで、目安として並べています。
③ まだ答えの出ていないこと
- 10年以上の長期で、どのくらいの人が二重を維持しているか。長期の追跡は限られています。
- 「取れたら無料」の保証が、実際にどのくらい使われているか。施設のデータは公開されていません。
- 繰り返し埋没を受けた場合の、まぶたの組織への影響。
- 日本の施設での再手術率。海外の研究が中心で、日本の実態を表しているとは限りません。
④ 副作用 ── 起こりやすい人・起こる時期・備え
添付文書と臨床試験の報告に基づきます。頻度や重さはあなたの条件で変わります。ここに無い症状が出たときも、処方元に連絡してください。
- 起こりやすい人
- まぶたが厚い人、幅の広い二重を作った人、目をこする習慣のある人、年齢が高い人。
- 起こる時期
- 数か月〜数年。4年で13〜26%が再手術になっています。
- 備え
- 保証の範囲と期間を契約前に書面で確かめてください。再施術で「切開に変更」を勧められた場合、それは別の施術です。
- 起こりやすい人
- ほぼ誰にでも起こります。
- 起こる時期
- 施術直後から1〜2週間。
- 備え
- 人前の予定は1〜2週間あけるのが無難です。
- 起こりやすい人
- 誰にでも起こりえます。もともとの左右差、腫れの引き方の差。
- 起こる時期
- 腫れが引く数週間後に分かります。
- 備え
- 腫れが引くまでは判断せず、1か月後に評価してもらってください。
- 起こりやすい人
- 皮膚が薄い人、固定が浅い場合。
- 起こる時期
- 数週間〜数か月後に気づかれます。
- 備え
- 糸の除去が必要になります。放置しないでください。
- 起こりやすい人
- 糸がまぶたの裏側に近い場合。
- 起こる時期
- 施術後から。目のゴロゴロ感、引っ張られる感覚。
- 備え
- 角膜を傷つける恐れがあるため、早めに受診を。糸の除去が必要になることがあります。
- 起こりやすい人
- 誰にでも起こりえます。糸という異物が入るためです。
- 起こる時期
- 数日〜数週間、まれに数か月後。
- 備え
- 赤み・熱感・しこり。抗菌薬や糸の除去が必要になることがあります。
- 起こりやすい人
- 抜糸を受けた人。25%で二重が消え、17.2%で糸を完全に取れませんでした。
- 起こる時期
- 抜糸のあと。
- 備え
- 「切らないから元に戻せる」は必ずしも成り立ちません。受ける前に知っておく点です。
⑤ やめるとき
永久ではありません。糸がゆるめば線は薄くなり、4年で13〜26%が再手術になっています。「いつまで持つか」は固定方法・年齢・まぶたで変わり、一律の目安はありません。
糸を抜くことはできます。ただし完全に取り除けない例が17.2%、抜糸後に二重が消える例が25%ありました。「やめれば元に戻る」とは限りません。
二重が残る人と消える人がいます。糸の合併症があった場合は、糸の除去自体に切開が必要になることがあります。
1回払いが基本です。保証の範囲(再施術の回数・期間・切開への変更の扱い)で、取れたときの費用が変わります。美容医療の1回施術は特定商取引法の中途解約の対象外のことが多く、契約前の確認がすべてです。
⑥ 価格
公開ページで確認できた2件は73,000円(初回・3点固定・2年保証)と89,800円(連続法)。一般に6〜20万円の幅で案内されており、固定点数・方法・保証期間・医師で変わります。2件のみの確認のため、幅として示せる段階ではありません。
当サイトが2026-09-05に公開ページで確認した表示価格です。施設名は扱いません。医行為の施術には薬価にあたる公定価格がなく、表示価格がすべてです。「保証つき」は再施術の権利であって、取れにくさの証明ではありません。取れたときの再施術の条件まで含めて比べてください。
⑦ 診察で聞くこと
そのまま読み上げられる形にしています。答えをはぐらかされた質問は、それ自体が判断の材料になります。
- 固定方法は何点ですか、連続法ですか。私のまぶたの厚さで、取れやすさはどう見込みますか。
- 保証の範囲を教えてください。取れた場合、同じ方法での再施術ですか、切開への変更も含みますか。期間はいつまでですか。
- 糸に問題が出て抜糸した場合、二重が消える可能性はどのくらいですか。
- 使用する糸の製品名を教えてください。
関連する読みもの
note で読む
この治療について、悩みの側から追った連載記事があります。二重埋没法はどのくらいで取れるのか——日本の1,000例で4年後に13〜26%が再手術(note.com/外部サイト)出典
最終確認日 2026-09-05/内容をあらためたときは訂正の記録に残します。
- Mizuno T. Treatment of Suture-related Complications of Buried-suture Double-eyelid Blepharoplasty in Asians. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2016;4(8):e839日本人116人・210眼瞼の後ろ向き研究。糸の完全除去失敗17.2%、抜糸のみの12人中3人(25%)で二重消失。当サイトが原著を確認した一次資料です
- Comparison of Long-Term Stability Between Continuous and Two-Point Buried Suture Methods in Double Eyelid Surgery: A 4-Year Retrospective Cohort Study of 1000 Cases. Aesthet Plast Surg. 2025再手術率 連続法13.4%/2点法26.2%、理由の81.87%が糸のゆるみ。検索結果の要約に基づく記載で、原著の直接確認は済んでいません
- Comparison of One-Year Outcomes Between Younger and Older Patients Undergoing Continuous Buried Suture Double-Eyelid Surgery: A Retrospective Cohort Study of 788 Cases. Aesthet Plast Surg. 202612か月以内の再手術・抜糸 若年7.0%/高年齢16.3%。検索結果の要約に基づく記載で、原著の直接確認は済んでいません
- 当サイトによる公開ページの確認(2026-09-05)表示価格2件(73,000円・89,800円)。施設名は扱いません。相場ではありません